お寄せいただいた質問に答える記事です。
質問内容(要約)
Fusion360で作成したパイプの展開図が描きたい。
回答
Fusion360単体では行えないため、Rhinocerosの機能を使う。
Fusion360でモデル作成
まずはFusion360でこのようなモデルを作成。
このような断面をもったパイプの展開図を作成していく。
STEPで出力
ボディから直接出力することができないため、まずはコンポーネントにする。
作成したコンポーネントを右クリックしエクスポートを選び
STEPで保存する。
計測しておく
データを変換し、他のソフトで開くとスケールが変わることがあります。
なのであらかじめ直径や円周の長さをみておきましょう。
Rhinocerosでファイルを開く
Rhinocerosを起動し、左上のツールバーから開くコマンドを実行
Fusion360で保存したファイルを開きます。
オプションはデフォルトのままでOK
表示をシェーディングに変える
ファイルを開いたのに、なにも見えない。
表示をシェーディングに変えてみましょう。
スケール調整
今回インポートしたファイルはスケールが10分の1になっているので
3Dスケールで10倍に大きくします。
UV展開
ここでパイプの外側の面をUV展開します。
これで展開完了
一応寸法で長さを確認しておきましょう。
Fusion360で確認したときは円周の長さが188.496mmでした。
印刷
印刷するには、レイアウトを作成する必要があります。
レイアウトの設定はこのような感じ
A4のサイズは幅297、高さ210です。
ここでもスケールを修正します。
きちんと1:1にしましょう。
印刷はツールバーの左上にあるプリンタのアイコンから
印刷後も実際に定規等で計測して、長さ等を確認しておきましょう。